ワワフラミンゴとは

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左から、鳥山フキ、原口茜、北村恵。

作・演出の鳥山フキを中心に活動している演劇団体。
カフェやギャラリー等、小さな空間での公演が多く、その場所の特性を生かした作品づくりを得意としている。エビ、カニ、ホッチキス、双子等、独自の興味関心をもとに、シュールな漫画を思わせるような不思議な世界観をつくりあげている。2004年旗揚げ。2013年東京芸術劇場の芸劇eyes番外編「God save the Queen」に招聘され、注目を浴びるも、やはりマイペースでの創作活動を続けている。


ワワフラミンゴはしなやかな弓弦のようです。
柔らかいけど強い。鋭い矢をびゅんびゅん撃ってきます。
独特のユーモアをまとった羽毛のような矢はくすぐったくて気持ちいい。
シンプルに会話が面白い。実に誠実な演劇。おすすめします。

柴幸男(劇作家・演出家 ままごと主宰)
※「ホーン」チラシコメント


ふしぎな劇中感です。客席にいて、その居心地は「いいとも悪いとも言えない」という気分になります。むりやり透明人間にさせられているような感じが するのです。観劇に来たはずなのに、なんだか強引に窃視しろと言われている。息をひそめて覗け、と言われている。そんなこと言われても。しかも「覗くほど のドラマなのか?」と疑問符を抱えつつ、つい注視してしまうのです。

古川日出男(小説家)
※「馬のリンゴ」チラシコメント


不思議な浮遊感と、鋭い寸評が、

悠然たるユーモアと、寂寞たる切なさが共存し、

怪しい味わいにあふれた劇団。

柴田元幸(翻訳家)
※「馬のリンゴ」チラシコメント


鳥山フキとは大学の劇研の同期です。
少し遅れて入ってきた彼女のデビュー作は、僕の初作品でした。
椅子の役をやってもらいました。「ス!(イスのス)」と叫んでもらいました。
彼女はいつも上目づかいで僕を見てきます。背がとても小さいからです。
人ごみに紛れる形で、不意に目の前に現れます。
そして口をとんがらせて、せいじくんはさ~と、褒める時もそうでない時も、
素直で気持ちのいい言葉を投げてくれます。
上目ととんがり口とはギャップのある感触です。
人としても、謎多き面白い彼女ですが、作品も好きで、
可能な限り観に行くようにしています。
最近は観れてなかったので、どんな風になっているのか期待しまくりです。
お互い頑張りましょ。

ノゾエ征爾(はえぎわ)
※鳥山フキ個人企画「Rのお出かけ」チラシコメント


カッパがきゅうりを運んだり、稼いだお金はあらかた使っちゃったり、
結婚した女は三角のパンツをはいたりして。
ワワフラミンゴさんはとっても面白いです。
観にいらしたお客さんが、ひゅっ‥とか、ンフッ‥とかゆう笑い方をします。
それから、役者の声が小さくても怒られません。
あと鳥山さんが伏し目がちで面白いです。

菅谷和美(野鳩)
※鳥山フキ個人企画「Rのお出かけ」チラシコメント


メンバー

鳥山フキ 脚本、演出

菊地千里
北村恵
すどうりえこ
原口茜
ほか