12月のワワフラミンゴ「くも行き」

2019年12月18日(水)~22日(日) 東京芸術劇場 シアターイースト

kumoiki_190825 kumoiki_ura_190827_2小さな恐竜・ワワフラミンゴ、シアターイーストに登場!
幻から「今」に迫る。とぼけと夢が混じる12月の物語。

楽しく不思議な世界を作り続けてきた劇団・ワワフラミンゴが2013年の芸劇eyes番外編・第2弾「God save the Queen」以来のシアターイーストに登場します。
1年の終わり・12月の劇は楽しく。静かに喋る役者たちが静かに小活躍!

 作・演出:鳥山フキ
出演:北村恵、生実慧、佐伯さち子、椎橋綾那、多賀麻美、森すみれ、柳沢茂樹

1B4298BE-B2F1-423C-88C9-10E227995362 975CD5BB-DD2A-4963-AF2A-A8695F39058A  F18E8C6B-8944-48E4-AB18-FCD14202EB5474CBBDB2-BD85-4E8D-9726-690F148F5558458E3C99-13FE-4DD9-8988-28C54A55C636私は最近宇宙論に凝っているのだが、ワワフラミンゴの公式も発見した。シンパシーをSで表記して、「非S=S」である。わかるけどわからない、というより、伝わらないのに伝わる? え……。普通、こんな数式は世界を壊滅させるのだが、なぜだか成り立つ。鳥山フキさんの脚本は、その台詞の語尾につねにヤバさが播種されるのだけれども、このことが役者たちの身振りや、発語や、それから空間の使われかた等にそのまま反響している。そうだ、これはヤバい語尾のような劇空間なのだ。稀有である。かつ、あいまいな語尾こそが日本の現代なのだとしたら、ワワフラミンゴは最先端である。困った。しかし事実だ。オリンピックより優先させたい劇団がここにある。

古川日出男(作家)


昔はタヌキではない動物もタヌキと呼ばれていたようです。猫もタヌキと呼ばれていたようです。12月の劇場でただ可愛いだけのようなさみしいような劇をやります。
タヌキの出てくるとぼけた話と、欲望を孕んだ夢の話をミックスした物語。タヌキが出てくると童話のようですが童話ではなく、どちらかというと夢のような話。寝る時見る方の夢です。そんな霞のような幻のような話から「今」に迫ります。派手な事があるわけではないですが、時には変わった事があるかもしれません。

鳥山フキ


出演者紹介


□椎橋綾那(左)

最近出演した演劇、シガール姉妹「おやすまなさい」・チェルフィッチュ「スーパープレミアムソフトWバニラリッチソリッド」。浪曲師、五代目東家三楽の弟子富士綾那でもあります。

【椎橋さんの見どころ】モノマネシーン

□多賀麻美(右)
神奈川県出身。青年団所属。
ワワフラミンゴ、ロロの作品に多数出演。
海外ドラマ『フレンズ』が好き。

【多賀さんの見どころ】おちゃめ、かわいらしい発言・時流に乗った発言


□森すみれ(右)

普段は舞台の映像演出のお仕事をしています。来年は猫と暮らすことが目標です。

【森さんの見どころ】雑談シーン(後半)のキョトン顔

□柳沢茂樹
長野県北佐久郡出身。任天堂と広島東洋カープのことを考えていることが多いです。自主企画「ひとりで公演」始めてます。

【柳沢さんの見どころ】ひどい目にあうところ


□生実慧(左)
石川県出身。捩子ぴじん『Urban Folk Entertainment』(2015) 、マレビトの会『福島を上演する』(2016-2018)に参加・出演。

【生実さんの見どころ】ダンス

□北村恵(右)
千葉県出身。ロロ、「フルカワヒデオ、戯曲を読む」シリーズ等客演。坂道も暗い道も恐れない。好きなお風呂は露天風呂。

【北村さんの見どころ】ダンス



□佐伯さち子(左)
鳥取県出身。ミズタニー、ワワフラミンゴ、エトエなどに出演。仲間と楽器を演奏したりもしています。

【佐伯さんの見どころ】大笑いの声と顔


【全体の見どころ】終わったシーンを忘れてしまうところ


演出助手:山内晶
制作:つくにうらら
照明:櫛田晃代
音響:櫻内憧海
舞台監督:神永結花
撮影:佐藤拓央
宣伝美術:青木友美
宣伝イラスト:うえのよう
協力:JUN-OFFICE、お布団、カミグセ、キリグス、水中めがね∞、青年団、レトル、écru


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